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Oh!タニシ

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いちご大福に入っている、苺くらいの大きさかしら。
大きなタニシ、オオタニシです。
「タニシ」なんてよく耳にする生物なのに、実物タニシを見るのは初めてでした。
わっ、触覚あるんだね。あの管は何?あれは足?とりあえず撮っておこうとパチリ。

…図鑑で調べてみましたならば、タニシって、卵じゃなくて子貝を産むんですって!卵胎生なんですね。
手前、左の方をご覧下さいませ。よくよく見ましたらば、おおっ写真にも写っております。
あの小さいのが、子貝ではないでしょうか。
ほぉー、ほぉーと感心することしきり。

早速my父ちゃん(昭和ヒトケタ)に聞いてみました。
「なーなー。タニシ食べたことある?」
「おう。おいしいで~。」
「え~、泥くさいんとちゃう?」
「何いうとんねん、おいしいて。味噌で炊いたりするんや。あいつら田んぼに這うて歩いた跡があるんや、それをたどっていったら、すぐ見つかる」
「なー。タニシってな、卵ちゃうねんて。貝生むねんて」
「あたりまえや。そんなんも知らんのかいな。タニシ捕まえてな、割ったら中にごっつう小さいのから順々にちょっとずつ大きい貝が並んで入っとんや」
「ほんまかいな?」
「ほんでな、それを’もんどり’いうてな、竹で編んだ、細長いわなの先に入れる。匂いにつられてウナギが捕れるんや」
「え?’もんどり’って何?」
どんどん話が展開していきます。
雨上がりの田んぼに魚が卵を産みに来る話とか、毛の生えたカニの話とか。
父がズガニ、ズガニと言うそのカニは、水族館で見るモクズガニでした。(これまた、おいしいらしい)

タニシもカニも、ついちょっと前まで当たり前に身近にいたものなんですね。
私が知らないだけで、今も身近にいるのでしょうか。
水槽の中でしか見たことがない私ですが、自然の中で見たいです。

「今はもうおらんけどな」と父がポツリ。
父が 故郷で‘もんどり’を仕掛けたという田んぼの水路は、今は宅地へと様変わりしています。

オオタニシ in 琵琶湖博物館

by ko-puchi | 2006-02-15 07:55 | すいぞくかんにいこう